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「あれっ、テレホンクラブって、もともと風俗営業じゃなかったの？」、と思われる方は少なくないでしょう。 実際には、各自治体の条例で規制されていたもので、例えば東京都では『東京都テレホンクラブ等営業およびデートクラブ営業の規制に関する条例』という名称の条例によって、デートクラブと一緒に平成９年８月から規制の対象になっていました。 ……そうです。条例によって規制されたということは、裏を返せば、東京都では平成９年からテレクラとデートクラブを公に認めたということです。 性風俗営業でもそうです。「無店舗型性風俗特殊営業」という名称の分類の中で、「派遣型（店舗を持たず、ホテルなどに出張させる）の性的マッサージ」が規定されています。 俗にいう「ホテトル」「デリヘル」やデートクラブといった密室性の強い営業は、一歩間違えれば「売春」につながるものです。テレクラを通じて中高生が「援助交際」で補導されたりしています。 ここで、また一つ疑問です。「援助交際」って何ですか？実際は単なる「売春」じゃないでしょうか。オブラートに包んだ表現、ファッショナブルにみえる表現をすることによって、そこでなされる行為自体の非道徳性や犯罪性の意識が薄れてきています。だから、「援助交際」などと表現せず、「少女が売春行為に走った」と表現すればいいのです。 また、「『売春』で学校の先生（あるいは裁判所の職員）が逮捕された」という記事もよく目にします。 子供たちの感覚がおかしくなってきていると思われますが、それは、大人たちの感覚がおかしくなってきているからではないでしょうか。おかしな大人に育てられた子供たちの中から、おかしな大人が出てくるのは当然かもしれません。 テレホンクラブなども含め、いろいろな規制強化が実施されていますが、そうなる前に私たち自身が襟を正していくことによって、不便な規制や法律などの制定がなくなることを望みます。 （次号へつづく） |
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