続々ふうえい裏話 6


店名<3>

 「歌は世に連れ、世は歌に連れ」なんていう古い言葉がありましたが、お店の名前にもその時の流行りを反映したものをよく見かけます。テレビや映画で流行ったタイトルをそのまま使ったり、パロディにしたりしています。石原プロの刑事ドラマが放映されている時には、「大都会」なんていう店名が出てきたりしました。またある時、繁華街を歩いていると目についた看板のその店名は、な・な・なんと!「セクハラパブ・ショムニ以下」その当時、女優さんが活躍したテレビドラマ「ショムニ」が人気を博した時とはいえ、 笑い話にはなりますが、何でもありの野放し状況はいくら繁華街といえども困ったものです。私が依頼を受けたバ−の店名にもおかしなものがありました。当時パイレ−ツと言う二人組の女性タレントが口にした「だっちゅ−の!」という流行語をもじったものです。その店名は、「だっ中野」(だっちゅ−のと読ませます)。もうお気付きかも知れませんが、そのお店の所在地が中野だったためそんな名前にしたようです。またある時は‘居抜きの代替わり’という依頼があり店を見にいってみると、派手なピンクの内装に、やたら背の高い背付き椅子、それに天井からはカ−テンがつり下がり、BOXシ−トはまさに個室の状態。そして、つけようとしている店名が「やるきまんまん」。あからさまピンクサロンとわかる状況。よくよく聞いてみると警察から摘発を受けたばかりのバ−(実はピンクサロン)で、また同じようなことをすると言う。これでは警察に迷惑をかけるのは明らかで、警察ときちんと相談してくださいといってお断りしました。またある時は「サファリパ−ク」という名のクラブを申請して・・・、警察と風俗環境浄化協会の検査を受ける前日、申請者から電話がかかり「先生、看板やが看板の文字を間違えてしまいました。どうしましょう」。店に行ってみると看板に書かれた文字は「サワリパ−ク」。しかも「ワの部分だけ赤い文字で特に目立つようになっていて・・・、本当に看板やさんが間違ったのでしょうか。これは確信犯。風俗営業の申請をしているとこんなことがざらにあります





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